2019年3月22日
2. 動き出したプロジェクト
伊東:今回のプロジェクトで、住民の方向けに小口で出資を募ることになったのですが、これも東吉野村のつくばね発電所でクラウドファンディングで建設資金の募集をさせていただいて、非常に多くの方に応援をしていただくことができたという体験がありました。
今回も銀行からお金を借りるだけではなくて、村民の方を始め全国の方々に出資という形で応援をしてもらうことができるといいねということになりました。
更新プロジェクトを通じて、下北山村というところを多くの方に知ってもらったり、機会があれば訪れてもらったりですとか。
あと、下北春まな等の投資家特典のお届けもするので、村の自然や文化に関心を持ってもらう良いきっかけになればいいなと思っています。
森岡:今年は下北春まなは豊作です。天候によって全然違います。
昨年は少なかったみたいですけどね。初期の段階の気温がちょっと高いと生育が早いです。今年は生育が早すぎるぐらいで。
地元でよく言われているのは、「春まな」というのはある程度成長して、何回か霜をかぶって初めて本来の味が出るというか。霜をかぶってね、葉の肉厚がそれで厚くなってしっかりしたような葉っぱになって、そういうのが本来の「下北春まな」だと、昔からそういう風に言われてるんですね。ですから、あまり暖かすぎて霜をかぶらないと、葉っぱは大きくても地元ではなよなよしたような葉っぱとかそういうイメージがあったりして。
森岡:今回のファンドの場合は、5年間という期間ももちろんありますが、その後も村に関わってもらう人が増えていただければ、こちらへ移住はしなくても時々来てくれるとか、そういう期待をしています。
小又川水力発電所を、改めて村民の方々にも価値を認識していただくきっかけになると思っています。
それから、子どもたちにも関心を持ってもらえるといいですね。
また、エネルギー、とりわけ再生エネルギーということになると、関心のある方が全国にたくさんおられると思います。
ひとつ役場で考えているのは、スポーツ公園のそばに池原ダムがある。あそこは出力が30万キロワットほどあるのですよ。
かたや30万キロワットの発電所があって、すぐそばに小さな今まで98キロ、更新後に176キロ、そういう小さな発電所がある。発電所見学のツアーができないかと思っています。
ダムの愛好者って結構おられるのですよ。ダムカードを集めたり。単にダムを見るだけじゃなくて、池原ダムの中だと地下4階くらいまで潜っていくのかな。そこに大きな発電機がありまして、それも事前に予約すれば見学ができます。そこでいろいろ説明もしていただけるのですが、そういう30万キロワットの発電所と、170キロワットの発電所の両方見学できますよみたいなね。
伊東:じゃあ小又川発電所もダムカードを作りましょうか(笑)。
プロジェクトの詳細は以下の募集ページに掲載しています。ぜひご覧ください。